【インタビュー】管理薬剤師で年収800万円台を実現|転職2回・ダブルワーク、派遣経験を活かしたキャリア術

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薬剤師として働いていると、こんな思いを抱くことはありませんか?
日々の業務に追われながらも、給与明細を見て「このままでいいのかな」と感じる瞬間。私も同じように悩み、転職を含めたキャリアの選択を何度も考えてきました。
- 高収入を狙う薬剤師が押さえるべき条件
- 派遣や副業を組み合わせて収入を増やす戦略
- 高収入を実現できる薬局選びの視点
- 転職活動を成功に導くエージェント活用術


今回ご紹介するのは、転職2回・派遣経験・ダブルワークを経て年収800万円台を実現したYさんのリアルなストーリーです。
ではYさん、簡単に自己紹介をお願いします!



はい!
私は新卒で就職したドラッグストアで3年間勤務した後、小規模の調剤薬局への転職を2回経験し、今は管理薬剤師として働いています。
収入アップのヒントは、思っているよりも身近にあります。
「時間より収入を優先できる」という方は、ぜひ最後まで読んで、次の一歩を踏み出すきっかけにしてくださいね。
高収入を狙う薬剤師が転職で押さえるべき3つのポイント


薬剤師として年収を大きく伸ばすためには、ただ求人を眺めるだけでは足りません。これまでの転職や派遣、副業で得た経験から、高収入案件を引き寄せるために外せない3つの条件をご紹介します。
ポイント1|勤務地・勤務形態の選定
地方(特に人手不足の地域)や僻地ほど、高収入求人が出やすい傾向があります。都心部より地方、さらに転勤や移動型(ラウンダー)、住居移動が可能な人は有利です。
ポイント2|役職・専門性の獲得
一般薬剤師よりも「管理薬剤師」「薬局長」「エリアマネージャー」など、責任ある役職を目指すことで年収アップが期待できます。また、研修認定薬剤師はかかりつけ薬剤師の要件。調剤報酬に関わるものは取得しておきましょう。
ポイント3|企業規模による年収傾向
大手以外や新規エリア展開中の企業は、好条件提示が多く、勤務地や勤務条件に柔軟に対応できれば、さらにアップが狙えます。
給与交渉や複数エージェントへの登録は、報酬アップに直結する重要な戦略です。
特に覚えておきたいのは、企業規模による年収傾向です。
企業規模 | 管理薬剤師の目指せる年収 | 特徴 |
小規模企業(1店舗のみ) | 約800万〜 | 管理薬剤師の年収が高水準で、小回りが利く分、条件交渉もしやすい傾向あり |
中小企業(2〜19店舗) | 約700万〜 | 大手より交渉が通りやすく、地域密着型で好条件が見つかることが多い |
大手(20店舗以上/300店舗以上) | 約630万〜700万 | 福利厚生や安定性は高いが、年収水準は抑えられる傾向あり |
※年収水準の傾向は、厚生労働省「令和5年実施 第24回医療経済実態調査(医療機関等調査)」
(https://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/database/zenpan/jittaityousa/dl/24_houkoku_iryoukikan.pdf)
のデータを参考にしています。
つまり、年収アップを第一に考える場合は、中小〜小規模企業を狙う戦略が有効です!
ダブルワーク・単発派遣で収入と経験値を同時にアップ


※副業を行う際は、必ず本業の勤務先規定を確認し、労働時間や兼業ルールを守りましょう。
管理薬剤師でないうちは、副業や単発派遣で収入とスキルの両方を伸ばせるチャンスがあります。
実際にダブルワークや派遣を経験したYさんに、その動機や得られたメリットを詳しく聞いてみました。
最初の転職では年収はほぼ変わらなかった



Yさん、最初の転職では年収がほとんど変わらなかったそうですね。それって想定外でした?



そうなんです。もっと上がると思っていたのに、条件はほぼ同じで…。それで“じゃあ自分で稼ぐしかない”と考えて副業や派遣を始めました。



自分で動こうと決めたんですね。でも、本業と掛け持ちは大変じゃなかったですか?



最初は本業と掛け持ちで体力的にきつかったですし、慣れていない薬局での勤務は毎回緊張しました。それでも、そこで得た経験が後で管理薬剤師になったときに活きたんです。



なるほど、その経験があったからこそ管理薬剤師になったときに役立ったんですね。ではまず、他の薬局で副業や派遣をしてみて、どんな経験が得られましたか?
他の薬局で得た経験が、後のキャリアにどう活きたのか



薬局ごとにやり方が全く違っていて驚きました。例えば近隣のクリニックに疑義照会するとき、ほとんどの薬局は『○○薬局の○○です。(患者名)さんの処方箋について…』と前置きをしますが、ある薬局ではいきなり『(患者名)さんの(薬品名)ですが用法が…』と本題から入るんです。これだけでも時短になります。



なるほど、時短の工夫や現場ごとの特色は面白いですね。他には印象的だったことはありますか?



外来処方箋を受け付けている時間に在宅業務へ行く薬剤師は、現場によってはあまり歓迎されない雰囲気があったり、狭い調剤室では『後ろ通ります』『引き出し開けます』といった声かけが必要だったり…。そういう現場の空気感も学びになりました。



では、その経験は後のキャリアでどのように活きたんでしょうか?



管理薬剤師になったとき、こうした時短の工夫や現場での配慮がすぐに役立ちました。特に忙しい店舗では、無駄な動きや誤解を減らすことが、売上やチームの雰囲気に直結しますから。
- 副業や派遣は収入アップだけでなく、現場の引き出しを増やす絶好の機会
- 管理薬剤師になると副業は制限されるため、勤務薬剤師のうちに経験を積んでおくのがおすすめ
年収800万円を実現できた薬局選びの視点





タイトルにもある通り、Yさんは最終的に800万円を実現したそうですが…、これって入社した時からその額だったんですか?



いえ、入社1年目からではなかったんです。管理薬剤師として入社しましたが、最初はもっと低くて、現場で成果を出してから徐々に条件が上がっていきました。そのためには“どの薬局なら伸びしろがあるか”を見極めることが大事でしたね。



具体的には、どんな点をチェックしていたんですか?



大きく3つあります。
- 見学で分かる“残業の気配”
- 厚労省データで分かる“伸びしろ”
- 在宅業務の件数をチェック
それぞれ詳しく説明していきます。
見学で分かる“残業の気配”
薬局見学といっても、必ずしも事前にアポイントを取る必要はありません。閉店時間あたりに外からこっそり様子を見れば、その職場の残業状況をある程度把握できます。
こうした観察は短時間ででき、転職前に「自分が活躍できる改善ポイントがある職場かどうか」を見極める有効な方法です。
厚労省データで分かる“伸びしろ”
厚生労働省の「保険薬局の施設基準」ページでは、各薬局の加算算定状況が公開されています(厚生労働省 関東信越厚生局|保険薬局の施設基準一覧)。
特に地域支援体制加算や後発医薬品調剤体制加算を算定していない場合は、伸びしろがある証拠です。加算取得のための取り組みを提案・実行できれば、売上や評価につながります。
在宅業務の件数をチェック
同じく厚労省の公開データ(全国医療機関・薬局情報 提供制度)から、薬局ごとの個人在宅・施設在宅の実施件数を確認できます。
例えば前年の在宅業務が12回であれば、担当患者は1人で月1回訪問している可能性があります。患者1人につき最大月4回まで訪問可能なので、この数字なら件数を伸ばせる余地があると考えられます。



高収入を目指すなら、それに見合うだけの大きな貢献が必要。
そのためには、誰が見てもわかる“伸びしろ”がある職場を選ぶのが近道です。



高収入を実現するためには、エージェントの活用は有益です。



薬歴作成でも差がありました。薬剤師ごとに単語登録を活用して入力を時短している薬局もあれば、そうでないところもあります。さらに、錠剤の風邪薬を予製しておく薬局もあって、これも効率化の工夫だなと感じました。
高収入を実現する薬剤師転職のエージェント活用法


探してもらう薬局の条件を明確に伝える。



大手以外で、施設基準や加算に伸びしろがある薬局を希望することを具体的に伝えましょう。
自分のアピールポイントをエージェントから伝えてもらう。
「患者さんに寄り添います」「地域医療に貢献します」といった抽象的な意欲表明だけでは、企業の印象に残りにくいもの。
エージェントから企業へは、次のような数字で貢献できる人材像を伝えてもらいましょう。



エージェントの担当者には、地域支援体制加算や後発医薬品調剤体制加算の取得アイデア、在宅件数を増やす工夫、業務効率化の経験なんかを具体的に話しました。そうするとエージェントは企業に『この求職者は加算の算定意識が高い、希少な人材です』って伝えてくれるんです。
この2つを押さえてエージェントと連携すれば、自分の希少性と成果志向を最大限に活かせる職場と出会える確率が高まります。



転職エージェントって1社に絞ったほうがいいですか?それとも複数社を利用したほうがいいですか?



複数社の利用がおすすめです。理由は大きく3つあります。
- 求人の幅が広がります:エージェントごとに持っている求人が異なります。
- 担当者との相性を確かめられます:信頼できる担当者を見つけやすくなります。
- 情報の比較ができます:一社だけに頼ると情報が偏るリスクがあります。
注意点
- 同じ求人への重複応募は避けましょう(応募管理をしっかり)。
- 複数社を利用していることはエージェントに正直に伝えて大丈夫です。
まとめ


- 希少なポジションを狙う
- 数字で貢献できる職場を選ぶ
- 複数エージェントを活用する
▶ 今すぐ求人を比較して、あなたの“伸びしろ”がある職場を探しましょう


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